駅に迎えに来てくれていた蘇州人Jさんと天津から出向してきているMさんと合流、
Jさんの車でまず向かう先は当然楊梅狩り。
郊外に向けて車を走らせること30分ほどで、『树(←「樹」の簡体字)山』というところに到着。
狭い農道みたいなところにずらーっと楊梅売りの人がいて、
離合できるかできないかくらいの道に平気で車を停めるやつがいるので、
周辺大渋滞。
その楊梅売りストリートをやっとこさ抜けて、
なんか農家(?)が立ち並ぶところにやおら車を停める。
到着したらしい。
通りから奥の農家(?)に入って行き、
カゴをもらってレッツゴー。ということらしい。
おばちゃんについて山道だかあぜ道だか微妙な道をずんずん登っていって、
「ここ」
と木を一本指定される。
楊梅は、きれいな赤い色ではまだ熟していなくて、
ほぼ黒に近い暗い赤色が食べ頃らしい。
すでに取りやすいところはあんまり熟した果実はなくて、
2度ほど木を替えて摘む。
しかし暑い。
朝のうち曇っていた天気はどんどん晴れてきて、
予報どおり真夏日の様相。
-1-の記事にも書いたが、私はあんまり楊梅は好きではないので、
ちょこちょこ味見はしつつ、
暑すぎてもうへばってるし、
まあそれほどがつがつ収穫はせず。
摘み立ての楊梅は、よく言えばハーブくさい、
悪く言えば薬くさい、さらにホコリくさいような、不思議な芳香があったが、
売っているのよりは確かに甘い。
男子は、たぶん摘むのよりは木に登ったりするのが楽しいに違いない。
取りやすいところの実が少ないので、
夫がふらふらと別の巨木に近寄っていって、
黒いのがたっくさん生っているのを見つけて
「お?っ、ここうまそうなんがいっぱいあるで?。」
と感嘆の声を上げて取ろうとしたところ、
私たちの横の木で収穫していた農家のおっちゃんに、
「その木は取っちゃだめ。ワシんじゃ。」
と注意されました。
この木がおっちゃんの。
楊梅嫌いなくせに。
瀬戸内の野生児は、幼少時、果物は「買うものではなくもいで食うもの」だったので、
きっと血が騒ぐのね。
小一時間ほど遊んで、2つのカゴに半分くらいずつ摘んだところで撤収。
農家に戻って手を洗わせてもらい、一休み。
井戸。
おじさんが収穫した商品の楊梅は、
シダ(?)の葉っぱを敷いたカゴに入っていて、
さらにシダの葉っぱで覆って袋に入れられて、
ずら?っと並べてある。
うーーーむ、
確かにおっちゃんの楊梅の色は、もうほぼ黒に近い。
おじさん、私たちのカゴの中を見るや、
「そりゃまだまだだね。」ってなことをおっしゃる。
シロートはやっぱりなんかきれいな色を摘みたくなるんだわね。
Jさんが、やおらおじさんおばさんとカゴ詰めの楊梅を選び出し、
3カゴも購入。
2つはうちに、1つはMさんに。
ってあの、
2つは多いってば。
何度も書くが、私はあんまり楊梅は好きではないのだ。
(って、誘ってくれたJさんには言ってないけど。)
そこはなんとなくスルーされて、
農家を後にした。
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