昼過ぎ、MRS空港到着。
空港ビルから出た途端に、あまりの日差しと暑さで倒れそうになる。
何だこりゃ。
アフリカよりよっぽど暑いよ。
帰りにカルフールに寄って、とりあえず必要なものだけ買って、
そのままペットホテルへネコを引き取りに行く。
いつも通り、上の子はすでに私の声を聞きつけてにゃーにゃー鳴き始め、
部屋のドアを開けるとゆっくり出てきて聞き分けよくケージに収まる。
問題はバカびびりネコの下の子である。
無理やり抱こうとして引っかかれたここのおばちゃんにはすでに嫌われている。
おばちゃん、隠れているやつを捕まえに行こうともせず、
「ご主人に任せたほうが…。」とかなんとか言って傍観の姿勢。
夫がネコ部屋に入って隠れ場所を見つけ、つかまえようとすると、
ものすごい勢いで飛び出してきて、部屋中ダッシュして逃げ惑う。
か、完全に野性に戻っとる…。
っつーか、アフリカの野生動物のほうがまだましかも。
完全にパニック状態に陥っていて、壁の金網にぶち当たっては駆け登り、
飛び降りて反対方向へダッシュ、が永遠に続きそうだったので、
私も加勢することにして、挟み撃ちにしたところ、
うまいことイスのようなものの下にもぐりこんだところをとっつかまえたんだが、
くそばばあーーーっ! ちゃんとケージ持っときやがれーーーっ!!!
( ↑ ペットホテルのおばちゃん。)
ってことで、もうちょっとのところで取り逃がす。
再び部屋中ダッシュを何周かした後、私の足元を通り抜けようとしたときに確保。
右手で取り押さえつつケージにつっこもうとしたその時、
やられました。
左手人差し指付け根をがっぷり。
ものすごい力だったので、
「こりゃ、手を引っ込めたら引きちぎれるかも。」と思って一瞬じっとしていたので、
ものすごーく深く入りました。牙が。
そのまま口の奥に手をつっこんで口が開いたところで左手を引っ込めて、
今度は何とかケージに押し込めました。
すぐさまおばちゃんが消毒、応急手当をしてくれて、
腫れるようだったら医者に行け、とくどいくらいに言われ、
挙句の果てにはばばあ、うちの下の子がどんなに人になつかない恐ろしいネコか語りやがる。
このコがどんなにかわいそうな幼ネコだったか、
そのせいでどんなにびびりか、
どんなに飼い主に依存しているかも知らんと、
人のネコのことを語りやがるなーーーっ!
清算して車に乗ると、上の子は恒例の、ちょっと非難がましい声で鳴き続け、
下の子は、パニックが落ち着くと、何にも覚えてないんだろうな、か細い甘え声を出し始める。
前回、3週間のペットホテル滞在の後、瀕死の状態になったが、
今回は、こんなに暴れる元気もあるくらいで、少しはえさも食べていたようだし、
ちょっとほっとする。
しかし痛い。ほんとに痛い。めっちゃ痛い。
家に帰ってから健康チェックのためネコをそれぞれ抱いてみたら、下の子の足の爪が1本剥げていた。
暴れ過ぎだってば…。バカすぎる…。
さ♪今晩は冷やしうどんよ?♪
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