はぁ?…。
なんか、ものすごーくいろんなことがあった1日だった。
朝起きて、夫は芝刈りに私は洗濯。
は、はまりすぎだが、まあ、洗濯とか家の中の片付けとか。
途中、庭仕事に合流してバラの花殼切りとか。
キュウリは順調。シソは全滅。
ビデオをちょろっと見てから、泳ぎに行こう、ということになって、
さくっと準備してお出かけ。
本日の目的地は、カマルグ地方自然公園の一番東端のビーチ、Plage de Pie'manson。
地図を見ながら順調に進んでいくと、なにやら、どこかに誘導されていくかのような道になって、
え?え?と思っているうちに、道がなくなって、簡易信号が…。
わ、渡しっすか?!
ローヌ川河口で、橋かなんかで道がつながっていると信じていたんだが、
フェリー(っつーか、規模的に「渡し」)なんでした。
「え?え?」と思っているうちに後から来た1台に先に行かれて、
乗り込み待ち信号のところで2台めに着けて、待つ。
いや?、思わぬところで思わぬ体験♪とわくわくしていた数分後に、
別の意味でほんとに思わぬ体験をするとは。
…。
信号が変わって、よっしゃ♪と発進準備、をする間もなく、
前の車が急発進。
バックで。
がっしゃーんっ!
ええ。
前のボルボ、
( ・ _ ・ ; )エッ?
と思う間もなくうちの車にがっつりつっこんで来やがったんでございます。
ありえねーーーっ!!!!!
マニュアルだったらね。
ご名答。前の車、オートマでした。
運転していたおじさんが降りてきて、「何が起こったんだ」「どうしたんだ」を繰り返す。
パニクって自分のバンパー先に確認してんじゃねー、オヤジっ!
助手席のおばさんも降りてきて、おじさんはオートマに慣れてなくて、とかなんとか言いつつ、
船が出てしまうので、とりあえず向こう岸に渡ってから処理しましょう、ってことで、
船に乗り込み、向こう岸に下りたところの路肩へ。
車から降りると、おばさん、保険の書類をすでに手にしていて、
「それじゃー、ステイトメント作りましょうか。」
な、何でそんなに慣れてんすか?…( ̄_ ̄;)
ま、相手はムチャなことしそうにない金持ち風だし、保険もオールリスクに加入していると言うし、
ナンバー等もチェックして、破損状況確認。
へこんだ部分やらなんやら、おばさん、
「あら?、プラスチックなの?!最近の車は、プラスチック部分が多すぎて…」うんたらかんたら。
あの?、自分の、「ゾウに踏まれても壊れない」ボルボ自慢っすか。(-_-メ)
おじさんは、渡しに乗っている間に自分を取り戻したのか、
降りてきていきなり、
「ごめんなさい。オートマに慣れてなくて、どうしてこうなったのか…。本当にごめんなさい。」
おばさんは、コレは自分の車で、彼はオートマに慣れてなくて、
「ペダルを踏み間違えたのよ。」とまで。
て…。
ヨーロッパで事故起こして謝る人、初めて見たかも。
皆さんも、在外生活のコツとかなんとか、その手の情報で、
事故の時、どんな状況であっても決して謝ってはいけない、と叩き込まれませんでしたか?
いやー、びっくり。
最後に「それじゃあ。」と別れる時、おじさん、「もう一度、ごめんなさい。」と言って車に乗り込んだ。
人道的に、正しいです。
そこから先は、目的地のビーチまで一本道なので、当然まるでツーリングしているかのように
2台並んで、とまではいかないが、ビーチへ。
だだっぴろーーーい浜に、キャンパーやらがたくさん止まっていて、
テントもたくさんある。
広すぎる駐車スペースで別方向に別れたので、オートマボルボにはここでお別れ。
仕切りも何にもない駐車スペースでうろうろ、停めるところを探す。
もっと海に近いところは停めちゃダメなのかしら?と思っていると、夫が、
「海に近づきすぎると、砂にはまって、四駆でないと戻れなくなる」という、とても重要なことに気づく。
それでもできるだけ近づきたいのが人情でしょうか。
そろそろと車を進めていくと、砂の色が一段明るい部分に差し掛かり、
私が、「ん、そこ、砂が柔らかいんじゃないん?」と忠告したにもかかわらず、夫は前進し続け、
はまりました。
…。
降りて押すのは私だろーーーっ!!!(怒)
はーずーかーしーいーーーっ!(T-T)
こう見えて、(見えないけど。)非力なんです。私。
一人で「ふんっ!」と押してみたところで、どうにもならず。
と思うか思わないかのうちに、ななめ前方の車から女の人が降りてきて、「はまっちゃったの?」
一緒に押してくれました。感涙。
でも、車は動かず。
そしたら、手伝ってくれた女性、
「もう少し待って。友だちがいるのよ。屈強な男ふたり。押してもらいましょ。」
うわーーーん、なんて親切なんだ???っ!(T0T)
しばらく待っていたが、そのお友だちたちは登場しない。
旦那も車から降りてきて、3人で押してみた。けど、動かず。
夫が、前輪部分の砂をちょっと掘って、
「ワシが押そか。」というので、旦那に運転席に座ってもらって、
私と夫と奥さんで「ふんっ!」
抜けて出ました?????っ!!!
うわーん、ありがとうーーーっ!親切だ???、リュベロンナンバーのご夫婦!
本当にありがとう???っ!
夫に、「砂柔らかそうだって言ったのにっ!自分で戻れなくなるって気づいてたくせにっ!!」
と文句を申し上げましたら、
「それでも行ってみたくなってしまうもんじゃろ。回ってる扇風機に指突っ込んでみたくなる、みたいな。」
て。
…。
あ?、疲れた。なんて疲れたんだ。
15:30に家を出て、もう18:00なんすけど。
気を取り直してビーチでのんびり。
私たち夫婦はめったに来ない広ーい砂浜、これでもかってな遠浅。(いつもは岩場ばっかりなので。)
っつか、遠浅すぎるんすけど。(-_-;
泳ぐ気にならないくらいの浅さなので、水中ウォーキングってか。
ビーチで道中を振り返りながら、ワインとコルシカ生ハムでくつろぎ、
19:30頃帰路に着く。
帰り道、エスタック丘陵の白い岩壁が夕日に染まって、一面、表現の仕様のない柔らかなピンク。
ま?たカメラ忘れたもんな?…。
途中に釣りスポットも見つけて次回の目標とし、怒涛のドライブ終了。
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