獣医から帰宅して、ひとしきりネコのご機嫌を取って、
一息ついたところで考えた。
「ネコこたつふとんたち、早く見たいよぅ…。」
次の予定は金曜日。
たとえば出来上がりがとんでもなくてやり直させる、とか、
苦情を言う、とかいう問題が起きた場合、
私では当然太刀打ちできないので先輩駐妻さんにお願いしなくてはならないが、
どっちにしても一度持って帰ってこたつにセットしてみなくちゃ不具合はわからないわけだし、
取りに行くだけだったら1人でも行って来れるんじゃないん…?
「1人で行ってこようかな…?」
今日はいったいどうしたことか、
一度帰宅してからまた出かける気力が出せるかも、
(それも1人で市場にお出かけ。)
という、
私としては年に、いや、数年に何度あるかわからないくらいめずらしい日だったらしい。
タバコ一発、よっしゃ。と気合を入れて、
行って来ました。タクシーで。
布市場に着いて、注文した2店舗両方がある3Fへ。
まずふとんとマットを頼んだ店に行ったが、
だれもいないのでタオル生地のお店に。
おねーちゃん、伝票を取り出す前に仕上がり品を取り出してきて、
伝票と交換、
出来上がり寸法と端の始末を確認して受け取り。
説明するのにすごく苦労した紐付けだが、
色を合わせてきれいなサテンの紐を付けてくれていた。
端の始末もきれい。
それからふとんのお店に戻ったが、やっぱりだれもいない。
昼過ぎだし、しばらくすれば戻ってくるかなぁ、と、
隣ともう一軒隣の店の店頭の見本を見ていたら、
隣の店のおねーちゃんが、もう一軒隣の店のおばちゃんを呼んで来てしまったので、
「あ、いや、違うの。こっちのお店の人待ってんだけど、いないのかな。」
と聞いたら、
おねーちゃんとおばちゃんで、
「なーんだ、こっちか?。」みたいなことを言って、
2人でがはははは?っ、と笑いながら、
おばちゃんはそれまでいた斜向かいの店に戻ってまたおしゃべりをし始め、
おねーちゃんはまたどこぞに人を呼びに行ってくれた。
すぐに別のおばちゃんがやってきたが、先週の人と違う。
伝票を出すと、
はいはい、とスーパーのレジ袋にぎゅう詰めになった布団たちを取り出してきた。
レジ袋から取り出して確認。
うーん、縫製が粗い。
あと、仕様が1ヶ所違っていて、
入口の門仕様のところは上面の布と縫い合わせてほしかったんだけど、
縫い合わせてない。
厚さも依頼したのよりは薄いような…。
どうしよう、と一瞬悩んだが、
縫製が粗いのはたぶんしょうがないし、
厚さは実際にこたつにセットしてみないとどんなもんかわからんかも、と思い直し、
入口部分は、
考えてみればペケペケがこたつに入ったまま、
こたつの中に手をつっこんでなでたり、たまに投薬したりすることもあるので、
開け閉めできたほうがいいかもしれないので、
ボタンで留めるようにすればいいかも、と思い直して、
そのまま受け取ることに。
無事注文品をすべて受け取って、
ついでにボタン屋を覗いてみた。
ひもで引っかけるタイプの、イメージしていたのと同じ感じのがあったので、
店の無愛想なブスに値段を聞くと、
5組1セットが20元。
無愛想なブスな上に高い…、と思ったが、
気合を入れて来た目的は達成済みで、とにかくすぐにでも用を済ませて帰りたかったので、
いいや。と購入。
帰るぞーっ、とエスカレータで2Fまでまず下りたら、
正面にさっきのより少しだけ大きいボタン屋が。
ほんとに、ほんとにまったく、何の気なしに覗いたら、
今買ったのとまったく同じボタンが15元。
!すぐ取って返して3Fのボタン屋に戻り、バトル。
以下、ちょっと長いですが、バトルの一部始終です。
バトルとはいえ、使える言語はおそろしく限られていてこの上なくシンプルなので、
ほぼ一言一句再現できていると思います。
ワシ: 「これ、返したい。」
無愛想なブス: 「交換はいいよ。どーぞー。」
ワシ: 「いや、交換じゃなくて、要らないの。」
無愛想なブス: 「要らないて。そんなのダメダメ。交換ならいいよ。」
ワシ: 「ちょと待てや。さっき買ってからまだ5分も経ってないじゃん。」
無愛想なブス: 「ダメ。」
ワシ: 「わかった。もう1コ同じの買うから、その2コめは10元にして。」
無愛想なブス: 「はあ??」
ワシ: 「もう1コ買うから、それは10元にして。」
無愛想なブス: 「なんでっ? (怒)」
ワシ: 「2階の店で同じのが15元だったから。」
無愛想なブス: 「はあ??」
隣で話を聞きながらボタンを見ていたおばあさん:
「2階じゃ15元だったんだってさ。(笑)」
ここで無愛想なブスが黙ったので、
同じものをもう1つ棚から探し出して、10元札1枚とともに、
「はい♪」
と突き出したら、オッケーでした。
こういうところ(もともとの値段が安い市場で極小ロット買い)でも値切れる人には、
それでも恐ろしく高い値で買ったことになるのかもしれないが、
私としてはこれが限界だし、これで十分満足。
ある種の達成感を持って1Fに下りると、
先週から探しているお土産用の小物の店が目に入ったので、
ちょこっと寄ってみると、
店のおねーちゃんのやりすぎでない商売っ気がいい感じで、
先週別の店で25元と言われた小物とまったく同じものが15元ということだったので、
これまた1ヶお買い上げ。
かなりの精神的疲労と達成感を胸に、
正面入口外の喫煙所でタバコ1本深々と吸い、
タクシーに乗って帰宅しました。
ここまで書いたら、思い出すだけでも疲れ果ててしまったので、
オーダーメイド完成品の詳細についてはまた別記事で?。
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