新しい病院 -2- の -3-

病院の診察時間10分前に退社して、5分前に病院に飛び込んだ。
(それほど近い。)

「輸液セットを取りに来ました。」と言うと、
女の子が、

「ペケペケちゃん、輸液セット取りにいらっしゃいました?。」

あ、いや、ペケペケが取りに来たわけではないんだが…。

輸液セットは、袋に入れて受付に準備してあって、
女の子がそれを持って奥に行き、
その袋を渡された院長が奥から登場。

で、わたくし、がんばりました。

「先日、前の病院の輸液セットの値段を申し上げましたが、
いろいろ情報を集めたところ、かなり高くて、
今後、輸液の回数を増やすとなると、金銭的にも大変です。
パック1000円、針100円、とかいう設定をしているところも多いようなんですが、
ご配慮いただけませんでしょうか。」

院長ちょと黙る。

「まあ、前の病院は、確かにかなり高いのかもしれませんね。
輸液セットを自宅用にお出しするのは、うちでは初めてなので、
ん?、まあ、アルコール綿もつけて、
(プラスチックボトルにアルコールに浸したカット綿入れた手作り。…。)
パックと針4本とラインで3000円(税別)で。

いいですかね。」

 

 

いやだって言えません…。

前の病院は、税別￥4,800だったので、
それでもだいぶ安くなったし…。

輸液パックはとりあえず入手したが、
やっぱりこの病院、引っかかる点はたくさんある。
なにより密室診療がつらい。

ああ、理想の病院はどこにある…。

診察室はプライバシーが守られていて、飼い主が一緒に入れて、(前の病院。)
飼い主の話をちゃんと聞いてくれて、(前の病院。新しい病院-2-もまあまあ。)
猫を怖がらなくて、(前の病院。新しい病院-2-はだめ。ペケペケはだいじょうぶだけど、
チョロはたぶんネットかぶらされそう。)
情報を共有できて、(これは、前の病院より、新しい病院-2-のほうが○。)
意見の交換ができて、(前の病院。)

輸液パックが￥1,000のところ…。(…。)

徒歩圏内の2軒がとりあえず満足いかないので、
タクシー￥1000圏内でもう少し探してみようと思います。