もともとはチマチマの多臓器不全の時、
フランスの獣医の説明と見本のみ、実践練習なしでやり始めた自宅輸液、
G王国や、ネットで輸液の様子を公開して下さっているみなさまの画像や動画を見まくって、
皮膚を持ち上げる構えが違う?、ということはわかっていた。
わかってはいたが、ペケペケの向きと私の腕の位置関係もあって、
親指と人差し指で皮膚を持ち上げるというまったくの自己流でもう何年もやってきて、
最初はシリンジ、後に加圧帯、と、
今思えばきちんと入っていなくても、強引に入れてきたのだろう。
ほっそい針、自然滴下でやってみて、
針は入らないわ液は落ちないわ、で、途方に暮れた。
自己流。(ボケボケですみません…。)
で、あの針のゴタゴタ以来、
針が21Gに戻っても、なんか、穿刺がどヘタクソになってしまった。
参考にしたやり方はこちら ↓。
(全部G王国よりパクってきました。
Hさんごめんなさい。B麦さんごめんなさい。ぺこぺこ。ししどさんらぶりぃ?。ぽわん。)
このやり方、
親指とほか4本の指が向かい合う形で皮膚を持ち上げると、
針を刺す『面』ができるが、
私のやり方だと、『面』ではなくて『線』。
当然皮下にできる針の通り道が細いので、
突き抜けてしまったり、
きちんと皮下に入らず、おそらく皮膚を縫うような状態になってしまって、
液が落ちないなんてことになってしまっていたのではないかと考えていた。
そんな時に、たまたまチョロが膀胱炎で通院、
もうそれこそ何年ぶりかでプロ(獣医)に輸液をしてもらうところを間近に見る機会が。
まさにB麦さんの手の向き、配置と同じ。
ふむ?…、こうやるのか…。
いつもの輸液をしながらシミュレーションしてみるが、
ペケペケがこの向きだとムリ。
ペケペケの頭が右側になるように座らせてみたが、
ぺけペケも私も落ち着かなくてポジションが決まらない。
何度かのシミュレーションの後、ちょっと悩みつつ、
ペケペケの頭が左側の、いつものポジションでトライしてみた。
私が上半身をぐぉ???っと右に傾けて、
親指で穿刺ポイントを探して他の4本の指を添え、
皮膚をびよんと伸ばして消毒綿で毛をかき分け、
右手で穿刺。
こんなムリな体勢で穿刺トライができるのは、
もちろん、ペケペケが、
輸液ポジションに落ち着いたらずっとおとなしくしててくれるからに他ならないが、
でっ、できた!!!
穿刺位置に『面』ができるので、毛をかき分けるのがちょっと難しいが、
極端な話、横浜の獣医は毛をかき分けることすらしていなかったし、
針の入りがばっちりなのは、液の落ち方で一目瞭然。
やっぱり基本よね。
基本が大切。
初自宅輸液から6年にして初心に帰るすっとこおかまいなし飼い主なのでした。
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