夕べ引き取ってきたチマは、ベッド代わりにしていた長四角クッションの上に寝かせて、
ペケペケにさわらせてはいけないということだったので、姿だけ見せて、
ベランダのテーブルの上に安置した。
13:30に火葬場のアポが取れたので、13:00ちょっと前に夫が帰ってきて、
チマチマを連れて行く準備をする。
死後硬直でキャリーに入らなくて、パナソニックのビデオの箱がぴったりサイズ。
バスタオルを一枚敷いて、昨日獣医のところから敷いているペットシーツ、
上から青いプロバンスタオルをかけた。
準備をしている間、ペケペケが出てきて、においをかいだ。
火葬場には会社のフランス人がついて来てくれて、説明してもらい、
火葬場の一室でお別れをして、釜に入るのを見送って、手続きを済ませて、
外に出て煙を見送る。
1時間から1時間15分と言われたのに、40分くらいで呼ばれて、
骨と灰の入った骨壷を確認して終わり。
チマチマの火葬の間、夫とおしゃべり。
まだ直接チマチマの思い出話をするのはつらい。
暖かい日向のベンチで、葬儀の習慣の話や、煙の話、ぺぺの時の話なんかをした。
火葬が済んで、少し気持ちに整理がついたのか、
ペケペケの獣医の帰りの車の中と、夜、少しチマチマの話をした。
チマチマはとんでもないびびりで、なついた人以外には姿さえ見せない。
とっても甘えん坊でかわいいネコだったことを知っているのは、
父と夫と私だけ。
テレビの横に座って、テレビ台とテレビの角で爪とぎをしてがしがしにしたこと、
実家ではテーブルの上から焼き魚を盗んだこと、
生イカを盗んで食ったこと、
夫が出しっぱなしにしておいたさきいかのビニール袋を引きちぎって食ったこと、
ベッドにもぐるのが好きなくせに暑いのが嫌いで、出たり入ったりしたこと。
帰ってきてから写真探し。
年をとってから、2匹とも寝てばっかりで、フランスに来てからの写真がとても少ない。
骨壷は、チマチマが大好きで、よく、じーっと正座スタイルで座っていたテレビの横に置いた。
人間の方は、昨日はほとんど食べれなかったが、今日は少し食欲がある。
でも、料理する気にはならなかったので、
ご飯だけ炊いて私はお茶漬けと卵かけご飯。夫はかけうどんとご飯と漬け物。
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