主にネコの暴力・体重ネタ。ついでに飼い主の手芸ネタも。 2010.04初旬からFC2につながらなくなって引っ越しました。
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(記事激長、写真なしです。)
タイミングのいいことに、
今日上海生活の先輩駐妻に会うことになっていた。
私と違って、街歩き、お買い物に詳しい人で、
急に思いついた「布市場でオーダーメイド計画」のことを話すと、
快くつきあってくれるとおっしゃる。
甘えついでに、
去年ケツが破れたまま放置していた夫のズボンを急いで直す計画もおねだりしてみたら、
これまた快諾。
ありがとうございますぅ…。
ズボンの修理は、いつも利用しているクリーニング屋とかだと1週間くらいかかるので、
ダメもとで布市場に持っていって聞いてみようということにしていたが、
上海には、道端にミシンを置いて修理しているおばちゃんがそこここにいる。
(ついでに道端で靴修理、傘修理、自転車修理、床屋なんかをよく見る。)
待ち合わせ場所のそばにも修理屋さんがいるというので、
布市場の前にそこに行ってみることにした。
ミシンの横で、おばちゃんじゃなくておじさんが、靴修理をしていた。
私はとにかく上海ローカルピーポーの言葉がほとんど聞き取れないので、
先輩駐妻さんにおまかせ。
洋服の修理の人が今いない、のではなくて、
この靴修理のおじさんが、洋服の修理もするのだった。
靴修理が終わるまでほんの数分待って、
おじさんにズボンの破れた箇所を見せて渡し、
おじさんがミシンの上糸と下糸をズボンの色に合わせて替えて、
だだだだっと縫って終了。
速ぇっ!
お代は5元。
やすっっっ!
ご存知、知らないシステム、知らない場所に一人で対峙する勇気のないワシ、
これまたご存知、1回誰かにつきあってもらって利用できたら次から一人でも大丈夫。
これで今度から道端の修理屋さんが使えます?♪
第一関門(っていうほどのもんでもない)を突破して、
いざ布市場へ。
布市場は川を渡ってすぐの西側に、北と南に分かれて2ヶ所ある。
おととい、昨日とググりたおした結果、
寝具類は北側の方があるという情報を得たので、
先に北側に行ってみた。
人が少なくて、商売っ気もなくて、ムダな精神的疲労もなくゆっくり見て回ったが、
寝具とは言ってもベットカバー、シーツなどリネン類しかない。
こりゃぞんいえさんがおっしゃっていた、
遠ーい遠ーい西の果ての巨大布市場じゃないと、この私の妄想を実現するのはムリなのかなぁ、
と思いつつ、
南の布市場に移動。
北側より少し大きくて、少しオシャレ、
観光客にも居住者にもこっちの方が人気らしい。
確かに北側より客も多いが、
想像していた人ごみ、ごちゃごちゃ、売り込みまくる店員、という構図はなく、
これまたあまり大きなストレスなく見て回れた。
(たぶん平日の昼前だったから。)
圧倒的に洋服生地ばかりなので、
やっぱりこりゃムリか、と思っていた矢先、
先輩駐妻さんのお友達がベッドスプレッドを買ったというお店に到着。
おそろしい数の生地が所狭しと山積みになっている他の店とは違って、
壁一面に見本生地を掛けて展示していて、
明るいし、こぎれいだし、店内すっきり。
パッチワークのいい感じのクッションカバーがあったが、
これはここにある1サイズしかない、とのこと。
ベッドスプレッドやベッドカバー生地では厚みが足りないし?、と思いつつ、
店内の展示品(見本)を眺めていたら、
!!!
あるじゃん♪
ポリエステル綿の入った薄手のこたつ布団くらいの生地の見本があったので、
「この厚さで、他の生地でオーダーメイドできる?」
と聞いたら、
できるって♪♪♪
さーて、ここからが問題です。
なにせこの世に存在しない、私の妄想の中でのみ形作られているナゾの物体を作成するわけで、
「何を作りますか?」というおねーさんの質問に即答するのもムリ、
当然、大体の価格を聞くのもムリ。
とりあえず、ポリエステル綿の入った生地と、側生地にする生地を選んで、
「この厚さでこの生地で。」
おねーさんは当然、「で、何を作るんだっつの。」という顔をしている。
そこでおもむろに模型登場。
きょとーんとするおねーさんに、まずネコこたつの本体写真を見せて、
続いてイメージに近い人間用の省スペースこたつ布団の写真を見せて、
それから模型を使ってわやくちゃな中国語で説明。
繰り返し申し上げますが、すべては私の妄想の中にあるので、
中国語の上手な先輩駐妻さんに説明をお願いすることもできず、
必死。
なんとか伝わったらしく、おねーさん、
「ネコ用なのね(微笑)。できますよ。」
ばんざーい。ばんざーい。ばんざーいっ。
もう、生地があって、作ってもらえるというだけで、心底うれしいです。
いくらかかるかなんてもうぜんぜん問題じゃない。
出来上がりまで1週間。
ぜんぜん問題ないです。
で、おいくらなんでしょう。
「350元。」
う…。
予想よりだいぶ高い。
「できます。」と言われた瞬間には、
「値段なんかかんけーねー。」と思っていたことは心底ウソではないんだが、
思わず「た、高いね…。」と言うと、
「特殊だし、作りも複雑だし…」
だよね。だよね。そうだよね。
値切り大得意の先輩駐妻さんも、
なにせ価格の相場がわからないブツなので、交渉しあぐねていたらしい。
いや、もうね、作ってもらえるだけでオッケーです。
いいです。オッケ。問題ないっす。ほんとです。
値切り不要。
ということで、注文決定?♪
おねえさんが伝票書いて、模型を渡して、お支払い。
ものすごい達成感を胸に、
次は、こたつの中掛け及びマットの上に敷くタオル生地を探す。
今度は、もう店の内外、通路にこれでもかってくらい生地を山積みにしている店で、
コットンのタオル地を発見。
中掛けの模型、ってかサイズを書いた紙っぺらを取り出して、
これまた必死で説明。
こたつ布団とマットの模型をさっきのお店であげてきてしまったので、
こたつ本体の写真のみを使って、
もう半分日本語でヤケクソで説明。
なんとかわかってもらって寸法を伝え、値段を聞いたら、
「320元。」
( ̄O ̄;)ゲ…。
そ、そりゃ高いよ。
中掛けとマットカバー、2枚ずつとはいえ、高いんじゃね?!
まあ、これまた特殊な仕様なので、激しく値切る気はなく、
ねばってねばって端数20元を切って300元で注文決定。
ともに納期は1週間。
ほんとうに仕様の通りにできてくるかどうかは、
できあがってみなければわかりません。
でもいいの。
ものすごい達成感。
布団生地とタオル生地、ともに扱っている店舗が1つずつしかなかったことも、
比較検討も値段交渉もめんどくさくて、決断力もゼロの私には好都合でした。
2つの布市場を回って、偵察のつもりが注文もできて、
先輩駐妻さんが洋服のオーダーをしているお店も教えてもらったり、
みやげ物を探したりして、
かかった時間は全部で約2時間。
勇気と気力はものすごくものすごく振り絞ったけど、
予想よりほんとにストレスの少ない充実した買い物お出かけでした。
これできっと布市場も大丈夫。
(でも、布市場はやっぱり次も一人では行かないかも。)
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