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私家版・雨の内緒話避難場所

主にネコの暴力・体重ネタ。ついでに飼い主の手芸ネタも。 2010.04初旬からFC2につながらなくなって引っ越しました。

運光様 [PR]

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運光様 ようやく花

今朝6:00前、
チョロに、右目をもろに正拳突きされて目が覚めた。

まだ朝ごはんの時間には早いので、
そこいらをドタバタ走り回るチョロを無視してまた寝たら、
7:00頃、また右目を正拳突きされて起床。



もうちょっとなんか他の起こし方はないんすか。



やわらかいまぶたに触れる肉球の感触は悪くないんですけどね。

(それじゃ『正拳突き』じゃないじゃん。)





起きたら、なんか明るい。

晴れ間だ!!!
風も多少はおさまっているように見える。



チャーンスっ。



飼い主食料及びタバコ調達、さらに花を買いに行くことに決定。

たまに利用する最寄のスーパーの対面にある小さな小さな生花店へ突撃!


あまりにもショボかったらヤオハンまで足を伸ばそうかどうしようか、
考えながら歩いて行き、
おそるおそる店頭からちょっとのぞき込んでみたら、
一番端っこにてんこ盛りのカスミソウが。

チマチマが、カスミソウ(を食うの)が大好きだったので、
うちのネコの花にはカスミソウが必須なのだ。

(日本では、なかなか手に入らないシーズンもあって、
 横浜の家ではカスミソウ3株地植えしたっけねー。)

中国で花、というと、なぜかユリとバラと菊ばっかりが目につくんだが、
他の品揃えも大丈夫そう。

と、いうことで、ここで購入決定♪

中国語でアレンジをお願いできないので、単品で購入。

おじさんの対応もなかなか親切で、
支払う段になってふと顔を上げたら、
奥で大きな花束を作っていたおばさんの後ろの棚の上に白茶ネコがひっそり香箱座り。

わはははは?。

ちょっとだけネコ話もして、気持ちよくお買い物終了。



帰宅したら、断水でした。(-_-;)

(年に数回、マンションの貯水槽メンテで断水があります。
 もちろん、事前に通知の掲示がありますが、
 なにせ飼い主、家から出てなかったので、以下略。

 出かける時は、気にも留めていなかったので気がつかなかった…。)



しょうがないので、飲料水で花の水切りをして、
どうにかこうにかひとまとめにして飾ってみました。

2009-11 006

飼い主アレンジです。

ご存知、右脳がほぼ機能していない飼い主、
ご覧のとおりそっち方向のセンスは皆無です。

すみません。すみません。
見逃してやってください。





なんせ店での保存状態も扱いも荒いのでアレだが、
これだけ買って、20元。

あーっはっはっはっはっはっ。(高笑い)

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運光様 チマチマの命日

秋をすっとばして真冬が来ました。

この20日ほどの天候と言ったらもー。

2009秋の気温
こんな。

(ええ、あの、ヒマにまかせて…。)


ここ数日は、気温の低下のみならず、
霧、雨、強風、突風、と、
体感温度はいったいどんなことになっていることやら。

(ええ、あの、外に出てないので、実際のところはなんとも…。)



ご存知、断熱効果のまったくないこのハリボテ高級マンション。

先週後半、大慌てで例の見栄えなんてどうでもいいのよ工法で窓に目張りをし、
日中はカーテンも閉め切って、例の無神経なエアコンをがんがんにかけ、
リビングのホカペにべったりくっついています。

(ああ、今年こそは加湿器買おうかなぁ…。)


おかげで、
今まで日中はどこかにひきこもって寝ていたチョロが、
日中もずっと、

ずーーーっと、

リビングにひっぱり出したパネルヒーターの前にべったり on the ホカペ。

日がな一日、飼い主と一緒にごろごろだらーんとしております。

(例のカメラがいよいよいかん。
ってことで写真はとうとう、なし。)

夜は夜で、
飼い主布団横のカゴまたは飼い主布団アタマ側のチョロいすで寝ていて、
なんだか24時間ずっと一緒にいます。

相変わらずかまれるわ、蹴られるわ、飛び掛られるわ、の飼い主ですが、
もしかして、面倒見られてんのか…?



(飼い主がいるところが結局一番暖かいから、という明白な事実はさておき。)



で、

この長ーい長ーい前振りは、


あまりにも寒すぎて、
ただでさえ殺風景だとテメーで言っていて、
さらにチマチマの命日であるにも関わらず、

花を買いに行っていない、

という今日のネタにつながるのでした。(オイコラ。)

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運光様 薬の片付け

お骨が帰ってきて、
踏ん切りがついた、とか、吹っ切れた、とか、
そういう気持ちになるかと思っていたが、
そういうのとはちょっと違う。

10/30のどっかにも書いたが、
私の中ではペケペケは「いなくなっちゃった」のであり、
お骨そのものに特に思い入れはないわけで、
だからこぼしちゃったりもして
「ペケペケが帰ってきた」とか「ペケペケお帰り」
っていうのともちょっと違う。

ちょっと違うが、やはり気持ちに変化はあった気がする。

なんかざわざわもやもやうろうろしていた気持ちが落ち着いた、というか。

うーん、なんとも表現しづらいんだが。



で、
未使用の輸液ビンがネコ棚一段分、きれいさっぱりなくなったところで、
やっと薬・サプリ、えさストックの片付けに着手。



えさは、チョロに使いまわせない高カロリー高齢猫用は、
開けたばっかりだけど廃棄。

カプセル詰め済みのカプセルは、
美ちょう寿1/2錠+ビオスリー1/2錠の1号カプセルと
美ちょう寿1/2錠+ビオスリー1/2錠+イチョウ葉エキス粒1ヶの0号カプセル。

美ちょう寿とビオスリー、1/2錠に割ってしまってあるのはどうもならんなぁ。
ビオスリーは、まあいつか、チョロと飼い主に使い回せないこともないか。
イチョウ葉エキス粒は、ちょうど飼い主の脳がアレなので、飼い主が飲めばよし。

輸液ビン購入とほぼ同じタイミングで目いっぱい作ってあったのをバラす。


0号 14ヶ
1号 117ヶ





廃棄はしないけど、棚の中にはほかにも、
買ったばかりの0号カプセル1000ヶ。

その他カプセル各種。

輸液関連グッズ各種。

平気な顔して密輸した猫草の種。





ペケペケ、
私はほんとにまだまだ先は長いと思っていたんだよー。

日本の猫草、食べさせてあげたかったよ。

でも、なにより食べさせたかったのは3g小分けパックのかつお節。

普段食材を買っているところが大袋しか扱ってなくて、
なんとかして手に入れようと思えばきっとどこかに売っているはずなのに、
必死になって探さなかった。

今でも外食先でかつお節を見ると泣ける。

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運光様 殺風景

ペケペケとチマチマの骨つぼを設置した飾り棚、
骨つぼが2つ並んでいるだけで、
殺風景なことこの上ない。
(前記事参照)

チマチマと同じ大きさの写真立てとお花がほしいところだが、
どこで手に入るやら?…。

とりあえず、最近日系の花屋がオープンしたし、銀製品もあるだろうと思われるヤオハンへ。



写真立てはやはりなかった。

実は、チマチマの写真立ては、フランスでも見つからなくて、
ミュンヘンに行った時にわざわざデパートに行って探し出したんだった。

もっと大きくて装飾がハデにあるやつとかはあるんだけどね。



日本で探すー。



ということで、地下に移動、食材購入後花屋へ。

アレンジは全部造花。
生花のアレンジは、『先生』がいないとできない、今日は『先生』がいない…、
と言われて、
単品の生花も見てみたが、品揃えがしょぼすぎて購入を断念。

夜、ネットでフローリストの宅配を探してみたが、
なんたって趣味が中国。



…ムリです。



趣味がよさげな花屋なんて西にしかないし、(たぶん)
お買い物に出る気になったら近所の激ショボ花屋で単品買って、
自分でナントカするしかないのか…。

はぁ…。(-_-;)



写真も、データをプリントする手間その他を考えたら、
よくわからないので、(オイコラ)
アナログ時代のプリントしてある写真の中から、
手持ちの2枚用写真立てのサイズに合う、
私の写真の中ではこれまた希少な日本のサービス版サイズの写真の中から、
ペケペケとチマチマが一緒に写っているのを探し出して飾った。

2009-11 005



ペケペケもチマチマも、
見れば見るほど、ほんとに写真が少ない。

チマチマが1匹で写ってる写真なんてほんとにほとんどない。



…つまんないー。

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運光様 お骨帰宅

昨日、病院から連絡があって、
ペケペケのお骨が帰ってきました。

2009-11 002


お骨を引き取りに行く時に、未使用の輸液ビンを返却する予定だったわけだが、
10/26に20本入り1箱購入して、ネコ棚に収納し、
そのまままるまる20本、
箱はすでに捨ててしまったのでどうやって持っていくかなぁ、と思っていたら、
夫が、夫の出張カバンに入れて持っていけばよし、とナイスなアイディアをくださったので、
朝一、夫と一緒に、輸液ビンを持って引き取りに行くことにした。

ちょうど2週間前のペケ部屋撤去の際、
飼い主決壊してしまい、さわれなかったネコ棚ですが、
もともと、人として何か欠落してる(って人に言われたことがある)ってくらいドライなワタクシ、
今日またウジウジして、時機をはずしてのこのこ返しに行くのもバカみたいなので、
夫の出張カバンに、割れないように適当に緩衝材を入れながら、
淡々と未使用の輸液ビン500mlx20を詰めました。

ペケペケの骨つぼは、
見せてもらった実物のサンプル品より一回り小さくて、
開けてみたら、布袋に入った骨がけっこうぎゅうぎゅうに詰まっている。

チマチマのほうが小さかったのに、
チマチマの骨つぼの方がデカくなってしまった。
こっちは骨もより細かくて容量少ないし、スペース余りまくりのすっかすかなんだが。

2009-11 001


まあいいや。



ペケペケの骨は、チマチマの骨よりパーツがずいぶん大きくて、
ほじくり出していじってたら、なんかいっぱいこぼしちゃった。

てへ。

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運光様 グリーンと言えばエコ?

相変わらず「帰ってもペケペケがいない」のがイヤで、
なにもかもCash on Deliveryの宅配で済ませてこもりたおしていたら、
手持ちの現金が10元しかなくなってしまったので(大笑い)、
(夫出張中。)

致し方なく最寄のコンビニまで行ってきた。

壊れた日本語ネタは、日本の壊れたヨーロッパ言語ネタ同様、
ありすぎ&あまり好きではないんだが、
久々に激ウケしたので、食う気もないのに思わず買ってしもた。



2009-11.jpg



『みどりてきな』




インスタントの卵菜っ葉雑炊とピータン粥。

どこにも『みどりてきな』的な中国語商品名は見当たらない。

日本人にしか読めなかろうよ。





* ちなみに、中国でも環境保護のシンボルカラーは緑。たぶん。
有機食品など、健康によさげとされる食品も「緑色食品」と表記されています。

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運光様 3番手チョロ

相変わらずペケペケがいない。(アタリマエ。)



でも。

この、
腹がへったといえばアバれて飼い主にかみつき、
メシが足りないといえばゴミ箱をひっくり返し、
タイクツだといえば玄関ドアをドンドンと音をたてて叩き続け、
うんこやしっこが出たといえば大量の砂とともにトイレのドアをふっ飛ばしかねない勢いで飛び出てくる
『生涯3番手』と、
コイツにとって初めての『1匹飼い』の日々を過ごしてみるってのもいいやね。

毎日飛びかかられ、どつかれ、かみつかれ、
縄張り認定したダイニングテーブルの上に何かモノを置けばすべて叩き落されても、
夜になると、ペケペケがいなくなった、飼い主布団横のネコカゴで待っていて、
朝までそこにいてくれるだけで幸せな、
チョロい飼い主。



10/29 20:40
今思えば彼なりの別れの挨拶…(?) (ほんとうに勘弁してください。(-_-;))

2009-10 090



2009-10 091

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運光様 ペケ部屋撤去

なんにもする気がしないし、
飼い主が寝る場所もペケ部屋も、しばらくこのまんまでいいやー。
という心積もりは、
10/29夜に前柵をとっぱらったペケ部屋が、
刻一刻と確実にチョロに荒らされていく過程で打ち砕かれた。

自由に使えるようになったお気に入りの赤トイレでしっこして、
得意のしつこいしつこい砂かきでトイレ周りに貼ってあるペットシーツを、
すべてひっぺがしてトイレの中に引っ張り込んで、
盛大に砂を撒き散らしながらトイレから飛び出して、
それから、



なんでそこを疾走するかなぁ…。(-_-メ)



午前中は、なんとなくだらだら過ごし、
午後、重い腰を上げて片付け開始。

ペットシーツやタオルの交換と散らばったネコ砂の片付けは、
ほぼ毎日やっていたので、なんということもなく淡々と。

サークルの柵をばらして1枚ずつきれいに拭く。

掃除機をかけながら、
ペケペケの足が滑らないように敷いてあったタオル、
その下のペットシーツ、
その下のピクニックシートをはずす。

トイレの砂をチョロトイレに移して、トイレは洗う。

コタツはタオルを交換して場所はそのまま。

サークル周りに置いてあったトイレットペーパーやウェットティッシュや、
薬の一時置きに使っていた小皿を片付ける。

飼い主ドレッサーにまとめておいてあった、
カプセル詰め済みの美ちょう寿、ビオスリー、イチョウ葉エキス粒を見て途方に暮れる。

ちょうど500ml使い終わったままスタンドにかけてあった空の輸液ビンをはずす。
輸液スタンドもキレイに拭いた。

余った薬やカプセルや、輸液グッズをしまおうかとネコ棚を開けたら、
買ったばかりの輸液ビン20本がずらっときれいに並んでいて、
飼い主、決壊。

そのまま扉を閉めて、もう一度掃除機をかけて、終了。



キッチンにタバコを吸いに行ったら、
ずっと1人にしておいてくれた夫が、

「よう片付けたね。
そのままにしておくのもつらい、片付けるのもつらい。
1人でやりたかろうと思って。」

と言った。

私が、またしつこく「ペケペケがいない。」と何度も言っていたら、

「ほうじゃね。おらんね…。どうすりゃええんじゃろ。」と言うので、

「いないことに慣れるまで待つ。」と答えた。



しばらくしてネコ部屋に行ったら、
タオルを全部はずして部屋の隅に置いといたネコカゴにチョロがちんまり入っていたので、
新たにタオルをセットしてコタツの横へ。

片付け終了。

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運光様 10/30 -3-

病院を出たら、17:00くらいだった。

今から家に帰っても、なにも食べ物がないし、
せっかく西まで来てるのに、
いったん帰って食事に出るのもバカみたいだ。

帰ってもペケペケがいない、と思うと、帰りたくなかった。

ほとんどの日本食屋がオープンする17:30くらいを待って、食べて帰ろう、
と夫に提案。
もうおなかと背中がくっつくぞくらい空腹だったが、
なにも食べたいものはないので、
夫に店を選んでもらった。

ペケペケの体はもうないけど、2人でお通夜だからね。
おいしいものを食べて帰ろう。

ちょっとだけ泣いたり笑ったりしみじみしたりしながらごはんを食べた。

帰りのタクシーに乗ってから、
帰ってもペケペケがいないと考えたらまたどうしていいかわからなくなった。 

家に着いて、チョロにごはんをやらねばー、と言いながら、
空のキャリーを置きにネコ部屋に入った途端、
飼い主、決壊。

持っていたキャリーを放り投げ、

「ペケペケがいない。ペケペケがいない。ペケペケがいないーーー。」

と泣き叫んでアバれる。

夫にヘッドロックをかまされて取り押さえられ、
そのままさらに「ペケペケがいないーーー。」と駄々をこね、
夫の服をよだれと鼻水だらけにして落ち着く。

ご報告記事にいただいたたくさんのコメントを、
繰り返し繰り返し読んだ。

夫は、今日はベッドで寝ろ、と言うが、
今日は、どうしても今までどおり、ネコ部屋のペケ部屋前に布団を敷いて寝たかった。

ペケ部屋のなにもかも今朝のまま。

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運光様 10/30 -2-

ペケペケは、ほぼ正方形に近い形でかちんこちんになってしまったので、
夫が映画「おくりびと」のマネっこをして、
「本木がこうやってこんな風に…」と言いながら後ろ足をちょっと曲げようとしたが、
(やめぃ。)
「骨、折りそう。」とつぶやいて断念。

いつもの黒いソフトキャリーを横にすればなんとかおさまる。

バスタオルを新しいのに替えて、キャリーに入れて、
朝ごはん後からずーっとずーっと夫ベッド横のいすで寝ていたチョロに挨拶させるかなぁ、
わかってるのかなぁ。とのぞいたら、

キャリー登場ですでに完璧に気配を消していた。

しょうがないか。



タクシーに乗り込んで、
少しも軽くなっていないペケペケのキャリーを膝の上に乗せた。

道は、私が来海してからおそらく最悪くらいの渋滞。
そういえば、来海1週間後、
検疫所からネコたちを連れて帰る時もこれに匹敵するくらいの渋滞だった。

もう移動がこわくてこわくてたまらないペケペケはここにはいないので、
どうでもいい。
ただひたすら膝の重みを味わって、ぼーっとしていた。

通常30分くらいで着く病院に、1時間半くらいかけて到着。

他に患畜さんはいないらしく、
先生が出てきて診察室に通してくれた。

考えてみたら私はやまんばのような髪で、たぶんまぶたをはらしたどスッピンだ。
(顔、いつ洗ったっけ…。)

昨日の夜と今朝の様子を話し始めたらまた泣き出した。

先生の見解は、やはり腎性のなにかではなく、
脳の中、腫瘍とか、なんらかの異物ができて、
脳神経の障害が起きた可能性が高い、ということだった。

「お力になれなくて…」とか、決まり文句を言わせてごめん、先生。

また泣き出すから、
「ほんとうにそんなことない、
機器も薬も調達が難しいのはわかっていたが、高度医療はもともと望んでいなかった、
上海に先生がいなかったら、もしかしたら自宅輸液もできなくて、
この1年半、じっくりべったり安心してペケペケと暮らすことはきっとできなかった、
上海に先生がいてくれてよかった、」
としっかり伝えることができなかった。

泣いたのはここだけ。たぶん。



で、ペケペケの体を病院に預けねばならない。

病院のダンボール箱を持ってきてくれて、
ペケペケをキャリーから出して、バスタオルを下に敷いたまま箱に移す。

先生、なでなでしてくれて、
「ほんとに毛並みもまだきれいですしね…。」
と言うので、思わず、

「ねっ。ですよね。ですよねっ。
腎臓は、絶対まだイケたんです。ぜんぜんまだっ。」

と畳み掛けるように言ったら、

「いや、そりゃ、あの、なんとも…。」

と先生、苦笑。

「いやでも、ほんとにね?…。」と、双方つぶやきながら少しペケペケをなでた。



「なにか、入れてあげたいものがあれば…」と先生が言いかけて、
「ないです。」と飼い主、即答。

先生、ちょっと絶句。

ペペの時も、チマチマの時も、花もなんにも用意しなかった。
ペケペケにもなんにもなしでいいの。

AHTさんが、サンプルのフードを入れてくれた。

Walthamの療法食、それもUrinaryかよっ。

と思ったが、まあ、ペケペケ、Urinaryは 食べちゃいけないのに 好きだったからいいや。

飼い主が何の療法食かチェックしているのを見た先生、
気を遣って、

「療法食だけってのもなんですからね。普通のもね。」

と、きまり悪そうに、
片手に一握りのドライフードを持ってきて入れてくれた。



またひとしきりペケペケの体をなでて、
「バイバイ。じゃーね。ペケペケいいコちゃん。バイバイ。」と言って、
夫と先生に向かって『気が済みました。』という表情を作って、
事務的な話のキッカケを作る。

先生が、再度火葬から骨が帰ってくるまでの流れを説明してくれて、
何に入って帰ってくるのかなぁ、と思っていたら、
いくつかから選べる、ということで、
AHTさんが、骨つぼがカラー印刷されたA4の紙を3枚持ってきてくれた。

1枚めは8種類、2枚めは4種類、3枚めは2種類の写真。

「こりゃまたチャイナっすね?!」と飼い主、
夫と顔を見合わせて、感嘆の声を上げて笑う。

スーパーで買ったうちのラーメンどんぶりと同じ模様のもあったが、
そりゃあんまりだ。
(コピーもらえばよかった。)

南仏陶器のチマチマの骨つぼと並べて置くことも考えると、
高さがあるのはいまいちなので、
1枚めと2枚めは即却下。
夫に「3枚めの2種類だねー。」と言って、よく見たら、
1枚めは500元、2枚めは650元、3枚めは800元だった。

「げ。一番高いのだよー。」と言ったら、
「そんなことはええけん。」と夫にたしなめられた。

同じような落ち着いたグリーンの四角い陶器の容器2種類から選ぼうとしていたら、
この2つは実物がある、ということで、AHTさんが持ってきてくれて、
模様の入っていない無地のにすることにした。

それでもものすごいチャイナ?、な感じだが、
チマチマ同様、最後の場所らしい入れ物でいっか。

空っぽのキャリーを持って、
買ったばっかりの輸液20本、
今はまだ気持ちの整理ができないので、
2週間後に骨が帰ってきたときにまた相談させてください、とお願いして、
夫が清算して、
レジ横にあったキャットニップのおやつをチョロに買って、
先生にもう一度お礼を言って、
病院を出た。



泣いたり笑ったり、まるでアタマのおかしい人だが、
それもどうでもいい。

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運光様 魔除け

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