巷ではヤマモモ(中国では楊梅:ヤンメイ)がまさに旬。
![2009-06 003](http://blog-imgs-30.fc2.com/r/e/g/regeneurope/20090614130428dc4s.jpg)
そんな折、夫の知り合いの蘇州人が、ヤマモモ狩りに誘ってくださった。
毎週のように蘇州に出張していながらどこも観光したことがない夫と、
どこにも出かけない嫁のために、
ヤマモモ狩り&蘇州一日観光ツアーを企画してくださるという。
実のところ、ワタクシ、ヤマモモはあまり好きではない。
ただ、果物「狩り」という言葉にどうも惹かれてしまうところがあるらしい。
夫婦揃って街観光にはまったく興味がなく、
でもどこかに出かけてレジャーというのも遠ざかって久しいので、
このありがたい企画に乗っからせていただくことにした。
朝、電車で蘇州に行き、蘇州駅でピックアップしてくださるとのこと。
蘇州までは、日本の新幹線の車両も走っているという中国版新幹線で40分弱。
「楊梅狩りは朝が勝負。」
というので、朝一番で、
と言いたいところだが、
早朝、たぶん中国に来て初めて丸一日留守番させるネコのあれこれもあるし、
その後の一日が長すぎてもつらいので、
怠け者夫婦のぐーたらぶりとなんとか折り合いのつく8:55発、
帰りは、晩ごはんを蘇州で食べることを考えて20:29発を、
金曜日、夫が会社のスタッフに手伝ってもらってチケット購入してくれた。
ワタクシ、中国電車の旅、初体験でございます。
ご存知、知らない場所、知らないシステムにはとことんヨワいワタクシですが、
夫が先日、たまたま電車で蘇州出張に行く羽目になって経験済みなので、
様子がわかっていてとても安心。
中国の電車の駅は、
日本と違って、いつでもホームに入れるわけではなく、
ちょっと空港みたいな感じで、
時間が来るまでホームには入れない。
乗客は、自分の乗る電車のホームがコールされるまで、
待合室で待つようになっている。
普通指定席より15元ほど高いいわゆるグリーン席は、
駅の喧騒とまったく交わらなくて済むよう、
駅の入口から待合室、当然待合室にあるトイレまで別になっている。
最近、とみに「対・人混み 忍耐力」が低下している私にはありがたいシステムです。
発射時刻の10分くらい前にアナウンスと電光掲示板でコールされて、
プラットホームへ。
ホームへの階段から普通席の乗客と合流しますが、
人の流れは思ったより整然と流れていて、問題なく指定の車両へ。
新幹線の車両は、残念ながら日本製ではなくフランスTGV(たぶん。)のだった。
![2009-06 001](http://blog-imgs-30.fc2.com/r/e/g/regeneurope/20090614130428aabs.jpg)
並びの席が取れていなかったので、
私の隣の席の人に代わってもらい、
無事、夫婦二人並んで着席。
予想していたとおり、まあいろんな音がする車内でした。
ケータイなんて当たり前、なんてのはわかっていましたが、
ケータイの着信音なんてのも当たり前なのね…。
それはわかってはいたが、
それにしてもしつこい。
ありとあらゆる種類の着信音が、延々としつこい。
ってか、ケータイの着信音、どれにしようか選んでるんかいっ!
家で家族がやってても耳障りなことが、
電車の中で繰り広げられているのでした。
きっと上海で、新しいケータイ買ったのね。
…。
ケータイ音楽プレーヤーの音楽は、
ヘッドホンじゃなくて、
音、出して聞くのね、ロシア人。
…。
と、突然女の叫び声が。
うとうとしかけていた夫が、
「っなんなっ、今の叫び声はっ?!」
…車内装備のテレビで、なんかサスペンスかホラーの洋画をやっていました。
車内装備のテレビの音声は、ごく小さく、
でも、ちゃんと聞こえるボリュームで出てるのね。
…。
すげー、すげーよ、中国の長距離電車…。
一等席(グリーン席)では、きれいなおねーちゃんが、
チベットのミネラルウォーターペットボトル(小)をくれます。
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