我が家ではありすぎるくらいありがちなことだが、
今週月、火で予定していた小旅行の計画が中止になり、
いつもと変わらない月曜、
夜ごはんを食べに出かけた。
行こうと思った店に2軒立て続けにフラれ、
近くにできたばかりの高級創作和食の店に味利きに。
我が家としては相当めずらしいジャンル。
店の入口から黒中心のインテリア。
店内も黒中心、天井が金。
…。
ってかその前に、
案内してくれたおねーさんの制服が、
黒のタイトなロング丈のジャケット、
背中全面に、
「命短し恋せよ乙女」(『ゴンドラの唄』)
がワンコーラス弱、金刺繍。
レディース…?
見回してみると、
おねーさんたち一人ひとり、背中の金刺繍が違う。
「人間万事塞翁が馬」
「一期一会」
あ…。
龍のフルカラー刺繍の人も…。
な、なんでレディース…???
そう思って見てみると、
黒に金のインテリアといい、
漢字2文字を左右に配し、真ん中にローマ字金刺繍、
そこにさっと赤刺繍で一刷毛入れたようなロゴといい、
そこはかとなく、まごうことなきヤンキー臭が。
わはははははははは。
そんなヤンキー臭むんむんに漂う中、
ものすごいしっとりしたジャズ(?)の生演奏を聞きながら食事をし、
支払いの段になった時、
「カード、今、使えません。」
という恐ろしい一言が。
オープンしたばかりの店では、
カード利用の手続きが間に合わず、使えないことがあるらしい。
あの。
この店、お高いんですけど。
持ち合わせの現金、夫婦合わせても足りません。(爆)
夫婦でおねーさんに「現金メイヨー。」なんてふざけたことを言っていると、
おねーさん、いったん下がって、店長登場。
とっても濃い?顔の日本人店長、とても丁寧にお詫びの言葉を述べつつ、
結局、近くのATMまで店長が案内してくれて夫が金を下ろしに行くことに。
戻ってくると夫が、
「あの特攻服、社長の趣味なんじゃって。」
( ・ _ ・ ; )エッ?
あ、いや、確かに食事中、
この制服、オーナーの趣味か? なんて話はしていた。
していたが、
夫、店長に聞いたの?!
「うん。『なんで特攻服なんですか?』って。」
ってか、『特攻服』って言ったの? 言っちゃったの?! (爆)
社長は日本人だというので、
「『元暴走族ですか?』って聞いたけど、『さあ、そこまでは…。』って。」
そっ、それも聞いたの?!
そんなにまっすぐ??!!
あは。
あははははははははははははははは。
夫、おもしろすぎる。
何食わぬ顔で支払いを済ませると、
店長がお詫びの割引券と名刺を夫に差し出した。
「奥様も…。今度ランチも始めますので。」
と私にも名刺。
さすが、巷の駐妻の高級ランチ集会ねらいの営業ははずさないね。
残念ながら私はお出かけしないんでアレっすけど。^^;
「○○さん。」と私が名前を確認すると、
店長、
「あ、日本人だということだけ覚えておいていただければ。」
…?
店を出てから夫に問いただした。
「店長に、『日本人ですか』って聞いたの? 聞いちゃったのっ?!」
「…うん。」
い、いくら顔が濃い?からって、
話し方がどこをどう考えても日本人だったろ?よっ!!!(大爆)
あ、あの。
物事遠まわしに言い過ぎて結局ワケがわからないことになるような話し方は、
正直好きではありませんが、
大人として、疑問をそのまままっすぐにぶつけるにもほどがあります。
店に入ってから出るまで、数々の疑問の源に大ウケだったが、
結局今日のチャンピオンはアナタです!
ひいひい笑いながら、表に出てタクシーを待っていると、
ななななななんと、今いた店のおねーちゃんたちの軍団が!!!
なんですぐわかったかというと、
ええ。
そうです。
特攻服のまま。(激爆)
まーたカメラを忘れて、
暗すぎる店内ではケータイカメラでの撮影をあきらめたんだが、
周辺ビルのライトアップで明るいこの路上なら撮れるかも!!!
ってんで、
我を忘れて呼び止めて、写真を撮らせてもらいました。
おねーちゃんたちも大喜び。
「これも!」
「これもどうぞ!」
と、お互いの背をこちらに向けあいながら、
大騒ぎで撮影大会。
やっぱり暗くて、ちょっとボケボケになってしまったが、
一番撮りたかった「命短し恋せよ乙女」が一番きれいに撮れました。
さあどうぞ!
ボケボケ参考画像 ↓
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